不登校の理由3
ぼっち
不登校の理由3つ目は、簡単に言うと友達がいなかったことだ。
同じ小学校だったクラスメイトは全員、他の小学校の人たちと意気投合し私と仲のいいクラスメイトは存在しなかった。
教室を移動する時、授業中にペアを作る時、登下校の時、、、
不便だなと思うと同時に、寂しさも感じていた。
いじめられているわけではないので、本当にただのぼっちポジションだった。
こうなった理由を予想してみると、愛想がなかったことだろう。
私は無意識に不機嫌な表情&態度をとっているらしい。
これは10代後半になって、他人から言われたことで発覚した。
気付いたときに鏡を見る癖をつけた結果、ほぼ口角が下がっているのだ。
その時の私の表情は確かに不機嫌だ。
態度に関しては、ぼっちの不安や心細さを隠そうとしたら、つんつんした態度をとりがちなのだ。
自分では本当に無意識なので、決して冷たい人間ではないと思う。
仲良くなった女友達に、こう言われたことがある。
「キノくまちゃんって、第一印象と全然違うよね!最初からその性格出していけばいいのに!」
出せたら出している、、、
ありのままの自分で関わっていきたいが、人見知りが邪魔をしてくるのだ。
私の本来の性格は、すぐにふざけるし、よく笑う。
その性格が人見知りによって、完全にひっくり返されてしまう。
これには現在進行形で悩まされている。
もう自分の努力次第だと思うが、未だ改善せず。
克服日記を書いてもいいかなとふと思ったが、本当にふと思っただけだ。
転機
不登校になる約1か月前だったか…
放課後、私は普段通り一人で帰る準備をしていた。
すると、副学級委員の女の子が私に近づいて手紙を差し出してきた。
突然のことで私は受け取りながら
「くぁwせdrftgy」
例によってわけの分からないリアクションをしながら受け取った。
そわそわしながら帰宅し、手紙を開いてみると
『キノくまちゃんへ
いきなり手紙かいてごめんね
私、キノくまちゃんと全然話したことないから
ちょっと気まずいかな?
で…キノくまちゃん、いつも一人だからちょっと仲良くしたいなと思って!
よかったら今度からいっしょにいようよ!!
ミキ(仮名)』
実物をまだ保存してあるので、少し変えながらだが書くことにした。
著作権が、、とミキちゃんが訴えたらすぐに削除いたします。
衝撃が走った。
正直、副学級委員のミキちゃんは絶対に私のことは眼中にないと思っていたので夢かと思った(いや、本当に)
こんなありがたいことはないので、さっそく返事を書くことにした。
だが、なかなか納得したものが書けずに、何枚も書いたのちにやっと完成した。
※ここで言っておくが、失敗したおよそ10通の手紙はすべて同じ折り方で積み上げてあり、完成した手紙もまったく同じ折り方にしていた。
再び放課後
私は、ミキちゃんが放課後に手紙を渡してくれたことにならい、返事を放課後に渡すことにした。
放課後になり、暴れる心臓をなだめながらミキちゃんに手紙を渡した。
クールに受けっとてもらい、翌日からの楽しい学校生活を妄想しまくった。
そして翌日、私はワクワクしながら登校した。
だが、その日は普段とまったく変わらない一日だった。
おかしい。私は確実に喜んでいる気持ちを前面に出した手紙を渡したはずだ。
もしかして?私は失敗した手紙を渡してしまったのではないか?
実は、失敗した手紙は見た目は完成したものと変わらないが、中身は乱雑に線を引きまくっているのだ(失敗したーーー!という気持ちであちこちに)
もしかして、その汚い失敗した手紙を渡してしまったのでは?
手紙を開けてみたら、あちこちに汚い線が引いてあるとんでもない手紙を見たミキちゃんの気持ちは…?
一瞬で目の前が真っ暗になった。
これは恥ずかしい。もう顔を合わせられない…
どんどんネガティブな感情が湧いて学校に向かう足取りが重くなった。
振り返り
他者から見れば、しょうもないことだと思うかもしれないが、当時の中学生には地球がひっくり返るほどの一大事だった。
ミキちゃんと顔を合わせることが苦痛になり、そもそも手紙で返事をするという回りくどいことをせずに直接話しかければよかったという後悔が襲い、私のメンタルは死んでしまった。
このことは今でも心に引っかかっている。
あの時、直接話しかけて仲良くなることができていれば、私の中学校生活は変わっていたかもしれない。(変わっていなかったかもしれない(ネガティブすぎ))
過ぎたことはしょうがないと割り切る性格だが、このことは特に頭から離れないままだ。
今、ミキちゃんに聞きたいことは
「あの時の手紙はどんなことが書かれていましたか」
かな?
一応、簡単に私が中学校の時に不登校になった理由を書きました。
途中からお酒を飲んで書いているので、変なところがあったら、申し訳ございません(今も酔っている)
次回は児童養護施設の初日のことを書こうかなと思っています。
よろしくお願いします。
キノくま